イタリア旅行記・まとめと与太話

まとめ

いったことが遠い日になりつつあるのですが、ちょっとまとめ。


時間が経てば記憶も薄れますが、やはり「いく」ことに意味があると、日に日に思います。営業職だったせいか、人と話すときの話題は四方八方に及びます。正直、一度も海外にいったことがないと、海外の話題は広がりがなくなります。今回私は二度目でしたが、両方ヨーロッパ。今度はアジア系行きたいなって言う話題でお客さんと盛り上がったときには、心底行ってよかったと思います(それもどうなのか)

ただ、ほんとうに社会人になると暇がないです。学生、今のうちだよ!(笑)

イタリアはリピート率の高い国だそうで、天霧も例に漏れず、「また行きたいな~」と野望がむくむくとわいてきました。カプリの蒼の洞窟とヴァチカン。この二箇所は行き直したいな。

両親が今年、イタリアに旅行に行くのですが、「スリ気をつけて!」「スリッパもって!」ぐらいしかアドバイスはしておらず、旅行記ながら「ああ、ここも注意しようかな……」と思いつつ、放置になりそう(苦笑)

行ったのが冬だったのですが、場所によってダウンコート着たり脱いだり。海外はやっぱり、融通の利く服装が一番だな―と思います。

与太話

かなり長いです;;

現地語

「おはよう(こんにちは)」と「ありがとう」はすぐに覚えますね~というより、これだけは現地語で言えなければ海外に行く意味がない! 英語でThank youというより、断然現地語の方が伝わります。アメリカ人がキレイな発音で「Thanks」というより、つたない発音で「ありがとう」といったほうがうれしくなるのと一緒です。

イタリア語ならば「ボンジョルノ」と「グラッツェ」。ドイツ語ならば「グーテンターク」と「ダンケ」。フランス語は知らんが、中国語なら「ニーハオ」と「シェイシェイ」。英語ならば「ハロー」と「サンキュー」。これで一通りの国の海外旅行はどうにかなりますよ!(笑)

女の子が笑顔でにこっと笑いながら、「ボンジョルノ」「グラッツェ」といえば、たいていの男性は笑顔で返してくれます。すばらしい国、イタリア。でも、ヨーロッパ圏はわりかしそうかな?

フランクフルト経由だったので、入国審査はフランクフルトで受けたのですが、その審査するお兄さんがむちゃくちゃかっこよかった! ということでこっちがきゃーきゃー騒いだので(笑)、帽子をかぶるサービスまでしてくれたよ!(爆笑)「ダンケ~」というと、「ダンケシェン」と返してくれました。習っていたので、これは聞き取れる♪(むしろこれだけ)

日常会話程度、すこし話せればもっといいのですがね~。むずいです、外国語は。

ツアコンとガイド

イタリアでは、「ツアーコンダクター(添乗員/旅程管理者)」と「ガイド」は、違うのが基本です。というのも、国を挙げて観光を推し進めるという性格上、「ガイド」は立派な「お仕事」です。「ガイド」になるためには、その地域(ベニスとか、ミラノとか)の定めるガイド試験を受験して合格しなければ、「ガイド」としてのお仕事を受けることができません。

無免許のガイドは法律で罰せられ、添乗員さんとて一緒。添乗員さんがガイド資格無しで地域の説明をしたらアウト。最悪、逮捕されるケースもあります。(添乗員さんの仲間うちではあったらしい)

だから、添乗員さんが「あの施設は十七世紀に作られたものでゴシック建築の様式を~」と解説するのは、(ガイドの免状をもっていなければ)違法行為になってしまうと言う、おっそろしい国なのです。日本のガイドは免許フリーなので、誰がどんな説明してもいいのですが。(学生ボランティアが普通に存在するからね~)

とはいえ、何カ国語も話せるガイドがそんなにいるか? という問題も転がっていて、そこらへんは「通訳」という形でごまかしています。ガイドの話を、イタリア語→日本語に翻訳して伝える。とはいえ、通訳さんは話を全部覚えてしまっているので、免状もったガイドがいる意味はないって言うときもあります(笑)それでもガイドの免許をもっているひとがいないと、逮捕されてしまうことに変わりはないという。

緩いのか、厳しいのか。

食事

オーストリア体験者としては、食事にとーっても不満のない日々でした。味付けも濃すぎず、塩辛くもなく、肉が大量なんて事態もない! 最高だった。

不満があるとすれば、連日パスタばかりだったことでしょうか……。おいしいんだけど。

イタリア旅行記写真 イタリア旅行記写真
イタリア旅行記写真 イタリア旅行記写真
イタリア旅行記写真 イタリア旅行記写真

一日平均一食の割合で食べます。往きの機内食では米(和食)を食べておきましょう。マカロニ(洋食)なんて、これから待ってる。帰りは各自の判断で(笑)でもそのころには、確実に醤油が恋しくなっているに違いない。

ツアーでついていた食事なので、食事のついていないプランの人はそんな偏りはないでしょう……たぶん。日曜日はイタリアーノ経営のレストランが開いていないので中華になりました、ちなみに。

ただし食事がついていない場合、日曜日やお昼寝の時間のせいで、食いっぱぐれることも希ではないようです。行く人は注意してください。

ちなみに、朝食は毎食こんな感じでした。

イタリア旅行記写真

パン+ハム&チーズ(もしくはジャム)、コーンフレーク、ヨーグルト。飲み物はジュースを推奨。まじで美味。

毎食って言うか毎日ほぼ一緒の味です。どのホテルも一緒。イヤミなほどに一緒。味噌汁の具が違うとか、魚の種類が違うとか、そんな些細な違いが微塵もないほどに一緒です。一番安い朝食のせいかしら……

最終日にベーコン&エッグが追加されましたが、エッグが無味。(笑)塩をくれ……!

まぁそんなんで、味に文句はないですが、若干単調になりがちです。不満を抱きそうな人は、朝食用に自分でカップスープでも持参すると違うかも。天霧は味さえよければ文句ない人です。オーストリアは味が濃くって死んだから。

ジプシー

ジプシーというと異国情緒漂いますが、日本で言えばエタ・ヒニン(被差別部落)、東南アジア系で言えばストリート・チルドレンのようなものです。歴史的な背景や受けている差別などは全然違いますけれど、ようは社会の最下層といわれるところで、生きている人たち。

子供&男性はスリをして、女性は物乞いをして、生きる為の銭を得ます。一部売春婦もあり。イタリアでミニスカートをはくのは売春婦だけと言うほどに、売春婦のミニスカ率は高い。

で、注意すべくは金乞いの女性。子供はもちろん注意ですけど。女性が紙コップもって、「Please give me money」とか言ってきます。天霧は入れませんでしたけれども、入れる入れないは個人の自由です。ただ、ここで財布を出すと、財布ごと盗まれるので注意。

子供は数人で囲って財布をすってくるので、囲まれる前に「わっ!」とでかい声を出して脅すなどして対策しましょう。スリは「気づいていないぞ しめしめ」と思いながらやるので、「気づいてるぞ~ 警戒しているぞ~」っていう態度を表に出すのは有効です。

ミサンガ

ジプシーよりも悪質なのが「ミサンガ」です。天霧、この説明をガイドさんが言っているときにガイドさんの音声を耳に届ける器具『耳太郎』の電池切れに遭い、聞いていなかったんだが; あとから友人に聞きました。

ミサンガ自体は、お守りとして日本でもはやりましたよねー。最近の小学生はわからなさそうな古い流行ですが。

で、「ミサンガ」は、ミサンガを勝手に腕に巻き付けて、あとで金を要求するという悪質な集団です。ミラノのドゥオモ前は特に注意。黒人の男性が大半かな?

「ミサンガ」にミサンガを巻き付けられたら、まず逃げましょう。金を払う必要など一切ない。ここで足を止めてしまう(固まってしまう)と相手の思うつぼなので、自らの心を奮い立たせて逃げるが勝ち。

もちろん現地語に自信があれば口論ふっかけるのもアリですが、ひ弱な女性はそれもやめておきましょう。「ミサンガ」とガチ口論している女性をみましたが、彼らに「参った」と言わせるのに苦心していた様子です。

スリと地下鉄・ピサの斜塔。ついでに真実の口。

なんのタイトルかって話ですが。

最終日は電車で移動した天霧ですが、基本はバスツアー。ですが、フリープランとなると、地下鉄や私鉄、公共バスなど、乗り物にたくさん乗ると思います。基本、「スリが一緒に乗ってきて、スリが一緒に降りてくる」と思いましょう。乗っている最中よりは、乗り込むときが狙われます。一番持ち物から視線を外すタイミングなんだよね、きっと。

スリの手口としてはもちろん、椅子の背もたれにおいたバッグを持って行ったり、ポケットを狙ったり、バッグから財布を抜き取ったりというスタンダードから、最近は肩掛け鞄などのベルト部分を鋏で切って奪い取るという手口もあるそうです。ちなみに革鞄は切れにくいので狙われません。基本は赤ちゃん抱きでガードしましょう。

あと、彼らが狙うのは観光客なので、観光客の多い「ピサの斜塔」は狙い目ですよね。ツアーでも一番すられるのがこのピサの斜塔なんだとか。

雨+土曜日ということでスリもお休みだったのか、常連のスリにはあいませんでしたが、どこにいるのかわからないのもスリ。

真実の口では、写真撮影の順番待ちのさなか、スリ? らしき普通のおじさんが、近づいてくるという事件もありました。言っておくと、近づいたのは天霧でなく、同じツアーの別の子でしたが。

幸いにも、気づいた添乗員さんが「しっしっ」と追い返してくれましたが、もしかしたら、すられていたかも。「気づいてるんだぞ!」って態度を示せば、たいていすごすごと逃げます。捕まってもかまわないと思っていても、捕まらずに済むほうがいいってことでしょうか。カモはどこにでもいますから。

お金は分散してもっておくといいですよ、本当に。

ついでに、いざすられたときのために、カードの番号と緊急時の連絡先(カードを止めるのに必要な電話番号)、パスポートならば旅券番号など、重要なものは紙に書いて何カ所かに分散しておくようにと指導されました。

特に、クレジットカードはすられたあと、いかに早く止めるかが大切なので、(外国ではクレジットから金が引き出せます/一応、要暗証番号だけれど)電話番号控えるのは大切な作業だと思います。外国から電話書けるのになれていない人は、国際番号とか含めて全部の番号。

ちなみに旅券番号は、覚えるぐらいの気持ちでいても損はないんじゃないでしょうか。免税書類にもいちいち書かねばならんので、そのたびにパスポート出すのはちと面倒。

旅行日程と曜日

日本にいると、曜日なんて気にするのは会社員ぐらいだって気持ちになりますが、イタリアをはじめとするヨーロッパ諸国、ぶっちゃけたところキリスト教圏では、日曜日は「安息日」という名の絶対的休日です。

イタリアーノは金曜午後から日曜午前まで、人によっては保養地に行って全力で休みます。そのせいでローマに渋滞が発生するほど、みんな郊外出て休む。休日だから。

そのため、土曜日曜は都心ほど渋滞していなかったり(笑)観光地の観光客が少なかったりします。添乗員さんなんかは、「日曜日に休まず観光するのは日本人ぐらいだ」と冗談交じりで言う始末。しかし実際、日曜日はミサに行く日なので、観光客少ないです……一方で、教会は午前中「ミサ」ってことで、中の見学ができないことがほとんどです。

なので、旅程を組むときは、日曜日に寄る場所がどこなのか、というのをちゃんとチェックしておく必要があると思います。最悪、下手すると日曜日はホテルに移動して終わるかも知れない(笑)

レストランも、イタリア人経営者のレストランは使えないと思っておく。実際うちのツアーでも中華料理でしたからね……

本命の教会が日曜日に当たってミサなので見学不可! という事態にならないためにも、(そういう意味でバチカンが日曜に当たるとどうなるのか、ちょっと興味ある……)出発日と帰国日はもちろんですが、旅程中の日曜日にも気を配ると、いいことがあるかもしれません~

あと、イタリアの諸都市には「守護聖人の日」という、市制記念日のようなお休みの日もあるようなのですが、こっちは調べるのに骨を折るだけなので、ぶつからないように祈るしかありません。結局、旅行日程はギャンブル半分だって言う話です(笑)

間接照明

イタリアは基本、間接照明です。

イタリア旅行記写真

こんな感じで、電球の光が人に当たることはありません。写真の照明では皿みたいなものに電球が載っているのですが、この皿、光を透過しません。(材質不明だけど、みた質感からして陶器とかそっち系)

なので、ホテルの部屋がすーっごく暗かったりします。女二人の部屋なのに、すっごくムーディなツインになったりとか(笑)たいていはベッドの枕元にある照明をつければ明かりが確保されるのですが、それでも暗い! 暗いのが気になる人は、洗面所の明かりをつけて、洗面所を閉めない作戦しかないです。

これはもう、文化とかエコとかいろいろなもの関わっての習慣なので、あきらめましょう。

スリッパ

当たり前ですが、ホテルにスリッパはありません。個人的に、スリッパ持参を推奨します。特にヒール系で旅行に行く人は、足を休ませるためにも、スリッパ推奨。


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