2009年3月1日
日曜日(休息日)にあくせく観光するのなんて、イタリア人からすればナンセンスよ! という添乗員さんのお話を聞きながら(笑)、フィレンツェ市内とピサ観光。
どの角度から撮影しても壮観のドゥオモ。日曜日+午前ということで、ミサ中のため入場はできず。
女子短大生による落書き事件が勃発したのもこの地です。被害に遭われた鐘楼はこちら。
ただ、この事件はその後、落書きした本人が自費でイタリアに来て、落書きを消したことによって、かえって日本人の株を上げたらしい。……それもどうなの……。四人の女子短大生(当時)は現在フィレンツェ観光親善大使だそうな。(たしか)
んで、フィレンツェの次はピサ。とくれば斜塔!
「ピサの斜塔」単品で、日本では有名ですが、もとはといえば、教会の建物の一部です。
↑たいへん撮影に困難だった(笑)全景。一番手前が洗礼堂。近づくと……
大司教の住み処、ドゥオモ。そして
斜塔になります。
普通に曲がってます。たしかに斜塔だわ! と思いますが、個人的には全景写真一番手前にあった洗礼堂が一番オススメ。
撮影の腕が悪くて斜めっていますが、これは普通に建っています(笑)
キリスト教徒が生まれたあと、一番最初に洗礼を受ける場所です。聖水盆だっけ? たいてい赤ん坊の時に受けます。個人的に、赤ん坊の時に宗教決められるのって嫌な気がするんですけど、誰も疑問を持たないんだろうか。
聖水本の下にある四角形のなかに円が二重にある飾りは箱根の寄木細工みたいになっています。ただ、原材料が色の違う大理石? をつかっているんですけど。
あと、この洗礼堂は中にしかけがあって、
この写真ではわかりにくいかも知れないんだけど、天井がおわんを二つ重ねた形になっています。鏡餅みたいな。
それが不思議な反響効果をもたらしていて、とーってもきれいなエコーが発生します。一時間毎(二時間毎だったかな? わりかし頻繁にやってます)に、門番の人が歌ってそれを聞かせてくれる催しがあるんですが、歌った門番の人がよかったのもあって、(ちなみに女性)すーっごくキレイなエコーが聞けました!
ちなみに洗礼堂は二種類の建築様式が楽しめますー
円形アーチのロマネスク様式。
三角形(つんつん!)アーチのゴシック様式(確か)
個人的にはロマネスクの方が素朴な女性的美しさがあって好きです。ゴシック様式はミラノのドゥオモで堪能できますが、あれはちょっと芸術通り越して悪趣味としか思えなかったんだ、私には。
ちなみに日曜日だったので、この日のお昼は中華でした。イタリア人の、日曜日は絶対休むよ! っていうその姿に感嘆します。