ウィーン旅行記 2日目

2005年5月23日

初日は「本当にウィーン来たの私?」とか思いましたが、渇いたのど(風邪が悪化)と、寝癖知らずの髪が少なくとも日本以外の場所に来たことを雄弁に語ってくれました。ウィーンは湿度が低いので、のどが弱い人はのど飴やマスクを持っていくといいですよ。



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さて、落ち着いたところで部屋紹介。まず最初のカルチャーショックがトイレットペーパー(笑)切れ目が10センチ間隔ぐらいに入っていて、すぐ切れる。困ります、いろいろ。無駄遣いできないな、と思いました。ホント。

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トイレの窓にはこんな風に細工が入っていてきれいでした。といっても、到着したときは暗かった上にそこまで気を配る余裕はなく、翌日(2日目)にトイレットペーパーをとったあとに上を向いて気づいたと言う体たらくです。

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左隅にベッド、右隅にライト、左上隅に絵。この絵はエジプトの王の墓にあるような絵で。私はエジプト王じゃない上、どうしてウィーンでエジプトかと思ったんですが、美術史美術館でエジプト関連の展示物を所有していて、そういやウィーン大学のお膝元なんだと気づいた頃にはもう最終日でした。

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ペンションには一通り日用品がおいてありました。――が、洗剤関係は「ShowerGel」といって、「シャンプー」「リンス」「ボディソープ」「洗顔」を一緒くたにしたものと石鹸しかおいていません。「シャンプー」「リンス」「洗顔」はそれぞれ持参しましたが……兄嫁・兄ともにこれですませたそうですが、意外にそこまでひどくならないそうですね。乾燥している分、すぐに髪が乾いてしまうのも一因にあるかもしれません。そうそう、海外旅行のお約束としてバスタブはなく、洗面所の一角に設けられた半畳~1M四方ほどのシャワースペースでシャワーのみです。立ちっぱなしで髪も体も洗う。ちょっと疲れる。

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洗面所の壁注意書き。上がドイツ語、下が英語です。一応第二外国語はドイツ語選択ですが、入学して1ヵ月の若輩がそこまで読めるはずもなく、英語の説明文のほうをさくさく読みました。要約すると「備え付けのタオルを交換して欲しくば床の上におけ。最初の場所においてあると交換しないぞ」という話です。「毎日タオルを選択・交換するのはどのホテルでも同じですが……」という前フリがある。ちなみにそのペンションでは床にうっかり放置するとうっかり焼却炉行きになります。気をつけましょう。(ホテルとかだと、きちんと保管するところもあるが)

ペンションの食事は「お好きにどうぞ」形式でしたが、メニューが豊富とは言いがたく、自分でサンドイッチ作って食べるような感じです。あとはコーンフレークとか。ただ、さすがオーストリア、ウィーン。ハムがうまい。パンは固いがうまい。というわけで、朝食は結構満足しました。というか、味がついていないから、……あは。

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朝食が終わったら早速市内観光。写真は、一番よく見た教会です。よく使った路面電車の駅のまん前に会って、夜はライトアップされていてきれいでしたv


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まず、ウィーン大学を見学(……/近かったんです)。兄と兄嫁が出あったのは、お互いにここに短期留学(語学研修)しているときだったので。歴史のある大学なだけあって、建造物も古い。一部工事中でしたが。父の「大学なんて見たってしょうがねぇよ」発言は見事に無学ぶりを発揮した発言でした。やめてくれ。左から、銅像の間(?/というか廊下?)、ドップラー、フロイドです。ドップラーはドップラー効果(兄嫁父が高校物理の先生でした/ドップラー効果:音源が近づくと音が大きくなり、遠のくと小さくなる救急車を髣髴とさせる現象)、フロイドは心理学で超有名人物(「われ思う、ゆえにわれあり」の文句とか)ですね。
姉にドップラー効果の説明(救急車の例を出した)をしたら兄嫁父にほめられました(笑)去年やったばかりですから……

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ウィーン市庁舎。使途はいろいろあるそうで、単に「区役所」と言い切ってしまうのはちょっと違うようです。右の写真の窓、小花みたいな形なんですよ。かわいいv

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本当はこの日に美術史美術館見学の予定でしたが、休館日だったので、別館の近現代美術を集めた「MQ」を見学。写真は美術史美術館と自然史美術館の間にある大きな像。てっぺんがマリア・テレジアで、周りを有名な人が囲んでます。知っているかも知れない人物でもドイツ語でかかれてちゃぁ浮かばないこともある(笑)ウィーンに行くならマリア・テレジアが登場したあたりの歴史を知っておいて、損はないはず。世界史の項目で言うなら「絶対王政」より少し前あたりかな。『ベルばら』でもある程度はカバーされていますが、お国が違う・若干のずれが生じるので、ここは正直に本屋で参考書を立ち読みしましょう。皇妃シシィのお話はガイドブックで事足ります。マリア・テレジアがすごい人だ! っていうのはホント、ガイドブックじゃ足りませんよ。


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それから電車に乗ってシェーンブルン宮殿へ。肝心のシェーンブルン宮殿ですが、右の写真のすみっちょにある黄色っぽいのがそれ。よく見えなくてごめんなさい。左の画像にのっている丘(?)に登ると、町がきれいに見えます(右画像/徒歩大体15~20分位かな)宮殿ももちろんですが。右画像の左隅にある黄色いのが宮殿ですね。色が黒いんですが(苦笑)シェーンブルンはマリア・テレジアの死後に建てられたものなので、マリア・テレジアネタは影が薄いかな? その娘ネタは結構あったんですが。政略結婚云々でね。それよりも皇妃シシィの話のほうが多かった。でもねー。宮殿はねー。拝観料が高い割には「部屋を見ただけ」感があふれます。建築様式とかに興味がある人は全室見ましょう。そうでない人は拝観料奮発していろんなところが見れるパスを取りましょう。一日シェーンブルン!! 贅沢だなぁオイ。

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シェーンブルンの噴水(?/上左画像の門の近くに池みたいなのがあるんですよ)には、かも専用の橋(画像右下)が有り、かもがちゃんと泳いでいました(画像左上、黒い点)

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結構晴れていたんですよねぇ。ウィーン自体降水量少なくて(だから湿気が少ないと言う当たり前の話)「雨はめったに降らないので、傘はいらないですよ」と兄は兄嫁父母に言っていましたがこの日の夕、見事夕立が降りました(笑)天霧と天霧's両親は傘を持ってきていたのですが。雨女は母です。……びっくりしましたよ。フフフ。夕立のときは、とにかく妊婦(兄嫁)ぬらしちゃいけ方ない、ということで、天霧と兄嫁で相合傘でした。兄総無視。(笑)

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ふとテレビをつけたら出ていた。某クイズ番組を髣髴とさせる画面。って言うか、まんまです。どっちがパクリかなんてどっちでもいいですが、同じように「ミリオン」が賞金。バット、円とユーロだと二桁違うので、なんかすごい格差を感じました。ちなみにクイズのみで、日本のように「家族のために!」みたいな映像はまったく流れませんでした。テレフォンも相手は一人だったし、オーディエンスか、50:50のどちらかがなかった気がする。このおねーさんは結構いいところまでいった。

夕飯では子牛のシチューを食べてご満悦。量が多かったけどね。


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